防災食は賞味期限が長い方がいいのか?
個人では賞味期限の長さは考えなくてよいです。
1.行政備蓄の考え方
千代田区役所に話を伺ったときは、防災食は、最低5年できれば10年という返答をされました。
これは行政が災害時の最低限の食糧物資を確保するための工夫であり、単にあるかないかでいえばあることを実現するための視点です。たくさんの食品の賞味期限管理や食品の入れ替えを意識した基準です。
2.個人の備蓄の考え方
個々人に関しては、賞味期限が長いものを選ぶ必要はなく、おのおのの嗜好や意向にそって、食品を選び、備蓄をコントロールすればよいです。
慣れていない賞味期限の長い食品を召し上がって、いざという災害時に体調を崩すのは、東日本大震災の時も、能登半島地震の時も実際に起きている事象であり、避けなければいけません。