海の魚は、なぜ味が濃いのか
海水と魚の体内では、塩分濃度が違います。
海水魚は、自分の体より塩分濃度の高い海の中で暮らしているため、浸透圧によって体から水分が失われやすい環境にいます。
そのため、体内の水分や濃度を一定に保つための仕組みが発達しています。
その調整に関係する成分のひとつが、遊離アミノ酸です。
アミノ酸の中には、グルタミン酸、グリシン、アラニンなど、私たちが「旨味」や「甘味」として感じるものがあります。
一方、淡水魚は逆に、体内へ水が入りやすい環境で暮らしています。
海水魚の味の濃さには、海という高い浸透圧の環境に適応してきた体の仕組みも関係しています。
※魚のおいしさは、脂質、鮮度、餌、季節、魚種などにも左右されるため、海水魚が必ず淡水魚よりおいしいという意味ではありません。



