お魚ごはんは災害時のペットの食をめぐる課題を解決する防災ソリューションです
本製品は、災害時のペットの食をめぐる課題(水不足・体調不良・備蓄の風化)を解決する防災ソリューションです。以下の明確な違いと優位性があります。
1.災害時にも水の確保を前提としない設計
一般的なペット用非常食は、総合栄養食として電解質やミネラルを調整添加し、栄養バランスを人工的に設計しています。70〜80%程度の水分を含有しているようなウェットタイプであっても、基準を満たすための成分調整が行われています。これは日常環境では合理的な方法ですが、生体の恒常性維持機能(体液バランスや腎機能の調整)の観点では、十分な飲水が確保できる環境を前提とした設計思想です。
一方、本製品は天然魚のみを使用し、外部から栄養素等を添加する設計を採用していません。魚そのものに内在する水分と成分バランスの範囲で構成されており、食事とは別に飲料水を確保することを前提としない摂取構造を有しています。
特に災害直後の断水環境では、水は最優先資源となります。本製品はペットの食事用水の優先度を相対的に下げることが可能であり、限られた水資源を人間の飲用・衛生用途へ優先配分しやすくします。その結果、避難環境の安定化および共助・公助(給水車等)の負担軽減につながります。
2.フェーズフリー設計商品
本製品は、日常用と災害用、ペットと人間の境目を分ける必要がないフェーズフリー商品です。
賞味期限は1年設定ですが、実際の保存試験は、3年以上の安定性を確保しております。あえて1年に設定しているのは、備蓄を固定化させず、日常消費しながら備蓄するローリングストックの理想形を目指しているからです。「本当に災害が起きた時を考え備えた防災食」と非常食とはコンセプトが異なります。いざという時にだけ使う「非常食」は結果として、備蓄が形骸化し、期限切れ廃棄や管理放棄が起きやすいです。
3.原料や製造工程の透明性による健康被害リスクの回避
本製品は、魚以外の使用がなく、製造工程において添加物を使用しない引き算の設計です。原料と工程を公開することで、消費者が確認できる透明性を実現しています。ペットフード業界は、法律上認められた表記の解釈で、無添加表記について議論になっていますが、原料と製造工程を透明化すれば、議論の余地がなくなり、安心を生み出します。
災害時には、医療アクセスも制限され、口にしたもので体調を崩すケースは少なくなく、原料や製造工程の透明性は大きな優位性です。
4.鮮度管理体制による品質の裏付け
本製品は、自社が漁業をしているからこそできる朝とれたての天然の魚を生のまま使用する体制をもっています。凍結原料を使用せず、嗜好性の高い猫にも適合する高い鮮度管理レベルを実現することで、災害時のストレス下で食欲減退しやすいペットが栄養摂取しやすくサポートします。飼い主が一緒に口にすることもできるので、ストレス軽減効果も期待できます。
※ペット業界が使用するヒューマングレードは、原料の基準を指しており、出来上がった製品が人間が食すのに適しているという意味ではありません。
5. 都市防災と一次産業再設計の統合モデル
本製品は、市場規格に合わない魚、多品種少量で値段がつかず廃棄されたり養殖の餌にされたりする魚を獲れたてで活用しています。単なるペットフードの販売にとどまらず、日本の漁村で顕在化している担い手不足や産業の減少といった課題に対し、新たな雇用を生み出す取り組みでもあります。実際に生産拠点が増え、取り組む漁村が増えるに従って、純国産原料の供給レジリエンス向上も実現し、都市への安定供給を確保することが可能となっています。
このように、漁村部の地域創生を進めながら、同時に都市防災の強靭化にも寄与するモデルは、一般的なペットフード事業には見られない統合的な取り組みです。



