総合栄養食を目指さない理由
1.品質向上のため
あえて栄養成分調整などせず、自社の厳しい品質基準をより高めるために、総合栄養食の基準に従わない選択をしています。
弊社は、無添加(ナチュラル)や自然食材の鮮度(フレッシュ)を品質基準として重視しております。
ペットフードの総合栄養食の基準は、日本ではペットフード公正取引委員会が定めており、その基準はアメリカのAAFCO(Association of American Feed Control Officials=全米飼料検査官協会)の基準を基にしています。Feed=飼料としての評価となり、栄養の量の基準であります。さらに、この栄養量の基準に関しても、栄養バランスや必要な成分についての議論が続いています。
弊社では、栄養量的な基準については尊重しており、他社各社の商品開発に取り入れられていることも認識しております。
そのうえで、目指すべき姿として、原料の獲り方や製法含めた「品質」そのものに着目し、追求しています。
これらの一連の活動は、生鮮食品の手づくり推奨であるスタンスにあらわれています。https://store.gateinc.jp/pages/handmade
2.すべて兼用にするため
既存のペットフードは数万種類とも言われています。
その多くは、犬・猫の違いだけでなく、成長期、成犬・成猫期、高齢期といったライフステージ、体格、活動量、健康状態などによって対象を細かく分け、それぞれに必要と考えられる栄養成分を調整して商品設計されています。総合栄養食は、その代表的な考え方の一つです。
こうした成分調整には、対象となる動物に必要な栄養を一つの商品で満たしやすくする利点があります。
一方で、商品ごとに想定される対象や用途が決まるため、対象外の動物や異なるライフステージで使用する場合には、その適否を確認する必要があります。
そして、より根本的な問題があります。
動物には、種類や年齢だけでは整理できない大きな個体差があります。同じ年齢、同じ体格、同じ犬種・猫種であっても、体重、活動量、食事量、飲水量、体質、健康状態、生活環境、ほかに食べているものはそれぞれ異なります。
つまり、個体差に対応するために商品を細分化しても、どれだけ細かくカテゴリーを増やしたところで、個体差そのものを商品設計だけで解決することはできません。
そこで、お魚ごはんはできるだけシンプルな食材を数タイプ用意し、食べる量や組み合わせ、与え方を、それぞれの個体に合わせて調整するという考え方を用います。
お魚ごはんは、すべて兼用で、犬用、猫用、人用と用途を細分化せず、幼少期・成長期から高齢期まで、原材料がその個体に合う限り、同じものを食べられることを基本にしています。
3.成分調整したくないため
一般的なペットフードは、肉や魚、ミートミール、魚粉、穀物など、さまざまな原材料を組み合わせて作られます。原材料を混合・粉砕して粒度を整え、目的とする栄養成分になるよう配合します。原材料だけでは目標とする栄養バランスを作ることが難しいため、ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの微量栄養素も加えられます。
そこで使われるのがプレミックスです。プレミックスとは、ビタミンやミネラルなどの微量成分を、製品全体に均一に配合しやすいよう、あらかじめ混合したものです。
つまり一般的なドライペットフードは、肉・魚・ミートミール・魚粉・穀物などの原材料+ 油脂など+ ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの微量栄養素・プレミックスを配合し、混合・粉砕したうえで、水分や蒸気を加えながら加熱し、押出成形などによって粒状に加工します。
さらに、製造時の高温・高圧や保存中に減少しやすいビタミンについては、加工に耐えやすい形に加工された原料を使用するなど、最終製品で必要な栄養成分を確保するための工夫も行われています。
つまり、成分調整とは、食材をそのまま加工することではなく、複数の原材料と微量栄養素を組み合わせ、最終的に目的とする栄養組成になるよう配合設計することです。



