弊社の商品は、定置網漁の魚にこだわっているわけではありません
「このままだと、お魚が食べられなくなってしまう」
そんな危機感から譲っていただいた漁法が、たまたま定置網漁だったというわけです。
そこから、定置網での研究開発が自然と進んでいきました。
定置網漁は、地域を代表する漁法であり、自然にゆだねる、やさしい漁のかたちでもあります。
全国の年平均操業日数は約150日、三重県でも180日ほど、つまり、一年の半分くらいしか操業できない漁法であり、網に入った魚の8割くらいは逃げるという取り尽くさないという先人の知恵が込められた仕組みです。
とはいえ、私たちは定置網漁に限らず、丁寧に扱われた魚であれば、どの漁法の魚でも活かすことができると考えており、研究をしています。
実際、市場には他の漁法も含め、年間200種類以上の魚があがってきます。何が獲れるかわからないという前提の中で、魚の種類はそのときどきで変わっていきます。
だからこそ私たちは、いま、ここでとれた魚で命をいただくという原点から考え直し、日々商品を考え、つくり、お届けしています。
そして、島国日本で漁業がこれからも続き、お魚を食べ続けられる未来をつくるために、小さな努力を、今日も積み重ねています。